離乳食の開始では消化がよく、食物アレルギーの心配の少ないおかゆから始めます。5〜6ヶ月頃を目安に、ドロドロ状のおかゆ(10倍がゆ)から始めます。小さじ1杯くらいの量を目安に4~5回に分け、ゆっくりと食べさせてあげましょう。
おかゆに慣れてきたら、成長に合わせたおすすめ食材を参考に、新しい食材を1種類ずつ、小さじ1杯くらいの量を目安に始めます。初めは栄養バランスよりも食べ物に慣れることを優先しましょう。
離乳食開始時は、赤ちゃんが初めて口にする食材ばかりです。
中にはアレルギー症状が出てしまう場合もあるので、離乳食後に発疹やひどい下痢、嘔吐などがないか注意して見てあげましょう。
このような症状が出てしまった場合には、かかりつけ医を受診しましょう。
離乳食専用のスプーンはやわらかい素材で、赤ちゃんの口の大きさに合わせて作ってあるので、赤ちゃんも食べやすく、お家の方が食べさせやすい形になっています。
少量を計る事が多いため、目盛の細かいものがおすすめ
衛生面から離乳食専用のまな板・包丁がおすすめ
小さく深さのあるものがおすすめ
離乳食用の調理器があると便利
シリコン製の持ち手の長い離乳食用のスプーンがおすすめ
首がすわって腰がしっかりしてくると、大人が食事している様子に興味を持ち始めます。
食事している様子を伺いながらよだれが出るようになり、口を動かすなどのしぐさが目立ち始めたら、離乳食用のスプーンを口に入れてみてあげてください。
舌で押し返すことが少なくなったら、離乳食を始められる合図です。
お家の方が「そろそろ食べさせてみようかな」と感じたら離乳食を始めましょう。
最初の1週間は10倍がゆだけあげ、食感に慣れさせてあげます。
舌は前後にしか動かないので、そのまま舌で奥へと移動させて飲み込みます。
食材は粒のないなめらかなドロドロ状に調理します。
火を通し、なめらかなポタージュ程度に飲み込みやすくすりつぶした状態にしましょう。
固さに迷った時には、裏ごしタイプのベビーフードも参考に!
この時期の赤ちゃんの舌や消化器官は、まだ未熟で敏感なため、味付けしないのが基本です。食べられる食材については、成長に合わせたおすすめ食材をご確認ください。
この時期の赤ちゃんは、主な栄養を母乳やミルクから摂っています。
離乳食を始めたばかりでは、栄養バランスよりも食べ物に慣れさせることを優先します。
離乳食後は欲しがるだけ授乳しましょう。
赤ちゃんの様子をみながら、時には1段階前の状態に戻してあげるなど、あせらずゆっくり始めましょう。
最初の1週間は1日1回のペースで始め、10倍がゆ小さじ2~3杯が目安ですが、1日目は小さじ1杯、3~4日かけて小さじ3杯程度まで食べられるよう増やしていきましょう。
10倍がゆは赤ちゃんでも消化吸収しやすくアレルギーの心配が少ないので、最初に食べる食材に適しています。
2週間目は、おかゆ小さじ2杯の他に野菜や果物、又は白身魚や豆腐などのたんぱく質を小さじ1杯程度与えてみてください。
3週間目からは、おかゆ小さじ1~2杯に野菜や果物、又は白身魚や豆腐などを小さじ2杯程度を目安に与えてみましょう。
赤ちゃんによっては、アレルギー症状が出てしまう場合があります。アレルギー食材を識別するためにも新しい食材は1種類から始めましょう。また、同じ食材は2日間かけて慣らします。
食べられる食材については、成長に合わせたおすすめ食材をご確認ください。
赤ちゃんの様子をよく見ながら、スプーンを顔の正面から持っていき、下唇の上にチョンチョンと当ててあげると自分で食べようとします。
赤ちゃんの体調や機嫌の悪い時に無理にあげても食べません。
・スプーンを唇に当てると口を閉じてしまう。
・スプーンを口に近づけただけで泣き出してしまう。
こんな時は一時離乳食をお休みして、違う時間や、違う日にまたチャレンジしましょう。
※離乳食を始めたばかりの赤ちゃんにとっては、初めて口にする食材ばかりです。
離乳食後には、発疹や下痢、嘔吐などがないかよく見てあげましょう。
このような症状が出てしまった場合はかかりつけ医を受診しましょう。
※食べられる種類や量、固さがなかなか進んでいかなくても、焦らずゆっくり赤ちゃんの様子を見ながらすすめましょう。
唇を閉じて、離乳食をごっくんと飲み込めるようになったら、2回食にします。口をもぐもぐ動かす練習のスタートです。
たんぱく質としては、すりつぶした脂肪の少ない鶏ささみや皮をとった鶏ムネ肉のすりつぶしなどが食べられるようになります。舌は前後の動きに加えて上下に動くようになるので、豆腐の小さな固まりを舌でつぶして飲み込めるようになります。
軟らかくした人参のみじん切りなど、舌でつぶせる固さ(絹ごし豆腐や茶碗蒸し程度)の食材をもぐもぐしながら食べられるようになります。
食べられる食材については、 成長に合わせたおすすめ食材をご確認ください。
赤ちゃんは、7ヶ月初め頃で30%程度、8ヶ月終わり頃で40%程度、離乳食から栄養を摂るようになります。まだ栄養の半分以上は母乳やミルクから摂っているので、離乳食後は欲しがるだけ母乳やミルクを与えましょう。おかゆや野菜、いも等の食べられる量が増えたら、果物やたんぱく質などの種類を増やしていきます。
消化のよい白身魚や豆腐、ささみなどが始めやすい食材です。ペースト状のものが上手に食べられるようになったら、粒混じりのもの、細かく刻んだものと、順番に進めていきましょう。
離乳食の回数を1日に2回にします。午前と午後のほぼ決まった時刻に食べさせるのが理想的です。2回の間隔は3〜4時間空けましょう。また、2回目の離乳食は19時までに済ませるように心がけましょう。
食べられる食材については、成長に合わせたおすすめ食材をご確認ください。
ベビーラックなどに座らせて食べさせてあげましょう。下唇の上にスプーンをのせ、自分で口の中に取り込むのを待つようにしましょう。口に入れるとすぐに飲み込んでしまう場合は、丸飲みしている可能性があります。この時期の離乳食では、もぐもぐの練習をすることも大切です。
※食べられる種類や量、固さがなかなか進んでいかなくても、焦らずゆっくり、赤ちゃんの様子を見ながら1段階前の固さや大きさに戻して食べさせてあげましょう。
食べ物をじっと見て手を伸ばす、ある程度の固さのものを歯ぐきで噛もうとする、食べ物をすぐに飲み込まず、時々左右に口が動くようになる。こんな動きが見えてきたら、食べる意欲を育てながら3回食にしましょう。3回のリズムに慣れてきたら、大人の食事時間と同じにし、食材の幅を広げていきましょう。舌は前後・上下・左右にも動き、歯ぐきでつぶして食べられるようになります。
調味料は、ごく少量を心がけましょう。
食べ物に手を伸ばす時期でもあるので、手づかみ食べができるメニューも加えましょう。
歯ぐきでつぶせる固さ(完熟バナナ程度)の食材を食べられるようになります。食材にもよりますが、4~5mm程度のものをかみかみしながら、食べ始めます。
食べられる食材については、成長に合わせたおすすめ食材をご確認ください。
栄養バランスが大切になってくる時期です。栄養の60〜70%を離乳食から摂るようになるので、栄養バランスに気をつけましょう。鉄分が不足しやすくなるので、鉄分を多く含むレバーやほうれん草、赤身魚などを積極的にあげましょう。同じ食材ばかり毎回食べ過ぎてしまうと、アレルギー症状が出てしまう場合もあるので注意しましょう。
離乳食の間は3~4時間あけ、1日3回、できるだけ家族と一緒に食事させましょう。また、3回目の離乳食は19時までに済ませるように心がけましょう。母乳の量や離乳食の好き嫌いで栄養量や栄養素が偏りがちと心配な時は、フォローアップミルクなどで栄養を補助するのも良いです。
食べられる食材については、成長に合わせたおすすめ食材をご確認ください。
赤ちゃんが食べ物やスプーンに興味をもつようになって来ます。手づかみで食べられる食材を1品入れたり、専用のスプーンを用意してあげ、自分で食べる意欲を育ててあげましょう。赤ちゃんに寄って離乳食を進めるスピードも変わるため、食べ物を口から出してしまったり、口をあまり動かさずに食べ物を丸呑みしている場合は大きさや形状を見直し、次のステップには進まず、しっかり口を動かして食べられるようになるまで待ちましょう。
※食べられる種類や量、固さがなかなか進んでいかなくても、焦らずゆっくり赤ちゃんの様子を見ながら1段階前の固さに戻して食べさせてあげましょう。
上手に立ち上がるようになり、手づかみ食べが上手にでき、食べ物を前歯でかじり取ったり、唇を左右上下に動かして食べられるようになったら、1日3回の離乳食をバランス良く、しっかりと食べさせてあげましょう。
だんだん奥の歯ぐきで食べ物を噛めるようになり、12~18ヶ月頃までに咀嚼(そしゃく)の基本ができあがります。
自分で食べる楽しみを、手づかみ食べから作ってあげましょう。また、母乳・ミルク・おやつの分量に注意し、離乳食からしっかり栄養を摂りましょう。
8~10mm程度の角切りにしたものを、スプーンで簡単に切れる程度を目安にゆでましょう。噛む力をつけたいので、薄い輪切りや乱切り、スティック状など色々な形にしてあげると、前歯でかじりとったり、奥の歯ぐきで噛む練習になります。
食べられる食材については、成長に合わせたおすすめ食材をご確認ください。
卒乳前は、栄養の75%を離乳食から摂り、幼児食へ移行する頃には90%程度を離乳食から摂ります。卒乳している場合は栄養の100%を離乳食、おやつから摂るようになります。鉄分が不足しやすくなるので、鉄分を多く含むレバーやほうれん草、赤身魚などを積極的に与えましょう。毎日気を使いすぎると大変なので、1週間単位で食材に偏りがないように心がけましょう。
母乳の量が減少してきたり離乳食の好き嫌いで、栄養量や栄養素の偏りが心配な時は、フォローアップミルクやおやつなどで栄養を補助するのも良いです。おやつは果物や甘味の少ない乳幼児用のものを、与える量・時間に注意しながらあげましょう。
食べられる食材については、成長に合わせたおすすめ食材をご確認ください。
自分で食べる意欲を育てたい時期なので、あまり手伝い過ぎず、ある程度の遊び食べはそっと見守ってあげましょう。食事専用のテーブルや椅子を用意して、ご飯を食べる時間と場所を教えてあげましょう。赤ちゃんによって、離乳食を進めるスピードも変わるため、口を動かして奥の歯ぐきで噛んでいなかったり口をあまり動かさずに食べ物を丸飲みしている場合があります。そんな時は大きさや形状を見直し、次のステップには進まず、よく噛んで食べられるようになるまで待ちましょう。
※食べられる種類や量、固さがなかなか進んでいかなくても、焦らずゆっくり赤ちゃんの様子を見ながら1段階前の固さに戻して食べさせてあげましょう。
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